Life in Los Angeles.

ロサンゼルスに住む永住権者の冒険と、アメリカの日常を書きたい気分で徒然なるままにお届けします。

ぐっもーにん2019

大晦日に風邪っぴきで発熱して、たまの連休にいっぱい立てた予定を一個もできずに涙を流して寝込んだのに、きっちりと3日の仕事始めに体調治してしまう自分が本当に歯痒い今日この頃、日本はまだまだ正月休みの真っ只中だと思いますが、羨ましいからおせちとか、お寿司とか、お雑煮とか、お酒とかビールとかワインとか食べすぎたり飲み過ぎたりしてみんなもっと太ってしまえよって言うか皆と一緒にのみたいようしくしくさんまの刺身とか食べたいんだようという気持ちがふつふつと脇上る、もとい湧き上がる新年はほぼただの平日なアメリカからお送りします。

 めちゃめちゃ久々更新だけど、このブログの存在をわわすれてたわけじゃないんだから


さて仕事始めの今日は新たにぼちぼち大っきめプロジェクトが立ち上がり、朝からチームのメンバーを集めてプレゼンからガントチャートの作成、プロジェクトの要件整理などマネジメントぽい事を無事に終え、今年もやっぱり夢なら覚めないでの使えないアシスタントによる新年初タックル(初めてブログ読む人はなんのこっちゃわからないと思いますけど、知る人ぞ知る某所過去投稿記事参照)を戦略的忍耐と言う名のオバマ直伝、またの名を生理的に無理なんだけど目合わしたら女だけど本気でぶん殴りそうだからガン無視する作戦で華麗にこなすという荒行を卒なくこなした三が日の素敵なサムシングです。

 

サトームセ

 

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良いこはみないでね

 

鼻をかめばグズグズと黄色っぽい以下略 と言うわけで、また痩せ始めたばかりなのに不可抗力な理由がついて絞りきれないと言うか、無理して風邪ぶり返して寒いよー痛いよーひーんひーんと言うわけもいかないので新年初ジムにも行けず、大人しく近くのスーパーでお買い物をした後に隣のサプリショップで乳酸菌と合わせてお腹に優しい植物繊維を購入しホクホクで帰ってきた午後8時。

 

シャワーあーおーああーbうぃーてえいーWowow wow、冷えるのやだからちゃんと拭きました。タオルを巻いて腰に手を当て45度の角度でプロテインと乳酸菌と混ぜて飲んだファイバーのヌルヌル感がなんとも言えぬ感情になってシェイカー投げそうになりましたがすんでのところで止ま。。。らず、見事に手から離れて残りの液体ぶちまけて2回Wowow wowしました。しました。ひろしです。

 

キッチンと自分をキレイキレイして

もしゃもしゃとあったかいおまんま頰張りながらふと目に止まった一片の映画。


Hunter Killer (2018 Movie) Clip “It’s A Hit” – Gerard Butler, Gary Oldman, Common

 

これずっと見たかったんだけど、なんか去年はあんなことやこんなことしてて

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え、そんなとこまで?

見るタイミングすっかり見逃してたので、つまんなかったらふて寝すんべってくらい軽い気持ちで

 

再生ボタンを押した瞬間、、は言いすぎで、開始5分の冒頭からエンディングまで、一度も緊張と集中力が切れずにノンストップで見続けられる秀作アクション映画に出会えて興奮冷めやらず一気にメモを書きあげたなう

 

陸はSeal TEAM、海はLA級原子力推進潜水艦が所狭しとipadだからね暴れまわるって字面だけ見れば、やもするとやっすい映画だなお前ってなりそうなもんですが、これが面白い。も一回言うけどね おもしろい。

 

SEALとはベトナム戦争における南ベトナム解放民族戦線掃討を目的として196211に結成された。前身として第二次世界大戦中に活躍した水中破壊工作部隊(UDT)があり、その歴史は米軍の近代特殊部隊の中で最も古い。本部はバージニア州バージニアビーチリトルクリーク。SEALsという名称は、SESEA(海)、AAIR(空)、LLAND(陸)と、陸海空のアルファベットの頭文字から取られており、アザラシ: seal)に掛けたものでもある。個々のチームは単数形の「SEAL」であり(SEAL Team 1から10まで)、総隊は複数形の「s」が付く。高度な水泳と潜水スキルを持っており、危機的状況において「水のある所へ逃げる」ことで難を逃れた事例も多い。SEALs輸送チームなどを除きパラシュート訓練が必須となっているため、空挺作戦も可能である。パラシュート降下時にゴムボートも降下させて海に着水し、空から水上作戦を展開することができる。また、イラクアフガニスタンソマリアなど海や河川が存在しない地域でも活動している。極限的な環境である北極圏の水中でも作業できるため、陸上の過酷な環境での作戦従事も多い。任務は通常2名から4名で行動する(場合によっては2の倍数で増員される)。小隊14人~16人。士官2人、兵曹長・先任下士官各1人、下士官・水兵10人~12人の編成とされる。武器・装備は、任務内容や役割に応じて適意自由に選択される(ry からのロサンゼルス級とはは、優秀な性能と優れた量産性を両立させることで、1970年代以降のアメリカ海軍 攻撃型原子力潜水艦戦力の基幹を構成した。また、トマホーク武器システムおよびVLSの装備により、潜水艦に対地火力投射(シー・ストライク)という新しい任務を付与したことで、潜水艦戦略に新しい側面を切り開くことにもなった。本級は、新世代のソ連原子力潜水艦に対抗するため、従来よりアメリカ海軍が整備してきた攻撃型原子力潜水艦に拘泥せず、意欲的な設計を採用している。適切なトレードオフにより、従来よりもはるかに優れた静粛性と速力を実現し、これに統合ソナー・システムとデジタル化された水中攻撃指揮装置、そして新型のMk 48魚雷およびサブ・ハープーン対艦ミサイルを組み合わせることにより、本級は、極めて卓越した戦闘能力を有するようになっている。その一方で、潜行可能深度は以前の3/4程度となり、氷海での活動能力は大幅に制限され、居住性は低く、また、将来発展余裕も限定的となった。本級は、その優れた性能を買われて、当時進められていたソ連海軍潜水艦戦力の増強に対抗するため、1972-1995年の23年間にわたって、実に62隻もの多数が建造された。このように、建造が長期にわたったことから、本級は、段階的な改良を施されつつ建造されている。公式には、SSN-688-718のフライトI719-725750のフライトII751-773のフライトIII 3ブロックに分けられる。識別点としては、フライトIIについてはトマホーク巡航ミサイル用VLSの追加、フライトIIIについては潜舵の移設(セイル側面から艦首(引込み式)がある。なお、このように大きく艦容が変化したことから、フライトIII は改ロサンゼルス級と呼ばれる。(ry

 

詳細をマジレスしだすとキモい長いからさらっと書くんだけど、ここまで地上と海中の戦略戦術に今風のリアリティを持たせて飽きさせない編集にしたりとか作り込みはすごいと思ってご飯一気に食べました。シナリオとか演出は既出の

 

 

とか、U-bortとか潜水艦映画とあんまり代わり映えしないんだけどね。SEALのシーンも

 

ローン・サバイバー(字幕版)
 

 

っぽいし。

 

映画すっごい見てる人ならだいたいこのシーン見たことあるよんってデジャブるんだけど、そんなことは承知の上でおもしるい。ので、ぜひこの正月休みにぶたになってるんだったら千と千尋のうんちゃら的なとこまでいってなくてまだ人間のうちにぜひ見てみてちょってそんな新年にやりそうな何か初めてみた感満載の久々ブログでしたってそろそろ眠くなってきたよパトラッシュって好きなセリフが出始めたってことは脳みそが溶け始めてきたから思考が回らない寝ようそうしようあ歯磨かなきゃとか考え始めてまとまらないから落ちとかないけど乱暴にまとめなきゃいけないから⬇︎

来年もまた、みてくださいね〜kunnwakkuku。

こんなもんで勘弁してください( ;  ; )

 

と言うわけでみなさん!今年もどうぞよろしくお願いします!

 

 

鳥群

群れをなし捕食者から逃げまどう 鳥の群れは

 

全体の利益のために群れているのではない

 

 

一番近くにいる鳥の動きを読みながら

 

お互いに遠すぎず 近すぎず 付かず離れず

 

それぞれの生存のために 最小限の情報に反応しているのだ

 

 

先頭で新しい動きを主導している鳥でさえも

 

捕食者に一番近いのだという理由で

 

自身の生存のための鼓動を作り出すのみ

 

 

大義を抱いているのだと錯覚してはならない

 

失敗はどこにでも転がっていて

 

いつでもその牙をむく

 

 

流れを主導しているのだと錯覚してはならない

 

確率は自信を支える数字にすぎない

 

 

スタートが切りやすかったのは、誰よりも危険な場所にいるからという理由のみなのだ

 

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ごあいさつ。LAから愛を込めて

こんにちは!へろー!あんにょーん!おーそーれ見ーよー!

 

東京生まれ、東京・ソウル育ち、ロサンゼルス在住、旅行して来たとこはほとんど海辺、頭いいやつも悪いやつも、性格がいいやつも悪いやつも、口が悪いやつもブサイクなやつも、可愛い子でもイケメンでもホモでもレズでもストーレートでもジャブでもフックでもどんな神様信じていようがいまいがおーまいが、黒くても白くても黄色くても茶色でも犬でもリスでも底意地悪くなくて根が優しい奴「だけ」だいたい友達!ライムは合わせたかったけど、音もあってないYO!

 

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(ほ、ほんとは合わせたらすごいんだからね。)

 

ということで、約十数年ぶりに*1ブログを再開して1ヶ月ほどが経ちましたが、おかげさまで思っていたより早いペースでページビューが増えてまいりましたのでふと思い立ち、そういえばご挨拶のエントリーまだだったな、ていうかほんとはそっから書くのがお作法なんでしょ?ねえそうなんでしょ?ガクガクブルブル、夏はやっぱりリゾラバだよねっていえばそういえば子供の頃にみてたロボットあったけどそれはやっぱりザブングルということで今更ながらに書いてみたりしています。

 

人生のほぼ大半をずうっと東京で暮らしてきて、人並みに一生懸命生きてきましたが、子供の頃から感じていた社会の閉塞感、その正体に気づき自分の「生」というものを多角的に見つめるべくこれまで積み上げてきたものを一度リセットして、悩んでみたりゲレンデで恋したり新しいフランス人ではなかったけど言葉は通じない上司と仕事したりラーメン食べたり焼肉焼いたりおにぎりむいたりしながらたくさんの時間をかけて準備をしてきました。

 

もちろん国際、経済状況から立ち位置を読み解いて自分なりに未来の展望、直近5年の先を何手も見越して、シミュレーションして、ママレードして、足りないものの筆頭だった英語力の獲得とか、完成してるとばかり思っててあんまり成長の実感がないなと思ってた所に爆弾級のサバイバル体験を課したらすごいたくさんの新しいものを詰め込めるかもしれないね、でも僕いっぱい考えすぎて頭から煙が出てきて眠いんだパトラッシュということで、永住権を取得して米国移住を決めた頭の中の消しゴムとか数ある理由の中の一つとかなのであります。

 

Life in Los Angeles.

他のエントリーみたいに真面目に書くともっとちゃんと理由あるんだけどね。

 

日本、特に僕のいたIT業界ではサンフランシスコがTechの聖地のように思われているけど*2、運良くクパティーノという所にあるすごくりんごな本社で働けたことがキッカケでこれまですごいと思っていた事が無条件にそういう事でもないというのを肌で感じ、1年悩んだ末にロサンゼルスに移ってこれまで自分を形作っていた仕事感や人生のあり方を根本から見つめ直す事で、新たな物差しを取得する事ができました。

 

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常識も流儀も言語も文化も感性も法律も全てが違う所で、本当に毎日万里の長城のような高い壁にぶち当たって苦労しまくってましたけど、アザだらけ、コブだらけになって3年目にして目が開きやっとアメリカに適応出来てきた実感があります。*3

 

異文化人種のるつぼで世の中のペースが自分史上最高に恐ろしくスローなくせに、なぜか日本にいるときより1日がすぎるのが早く、きっちりした日本とか韓国のビジネス/常識の基準に照らし合わせると適当な人が多いアメリカで*4生きていくためには、泣きを見ないように自然と自己 to the 主張がダイアモンドのように強固になっていきます。

 

元々ガッツがある方なのでこの点だけは最初から負けていませんでしたが、気合が入りまくってた初めの頃のことを考えるとそれはそれはもう基礎訓練もそこそこに戦地に送られた新兵が激戦を経て老練な古参に育っていくかのような、ある種不思議な感覚に囚われる事があります。

 

多分世の中がまったりしてるのに(注:西海岸基準)1日が早い理由は、アメリカ人は決まったことを決まっただけして、決まったことをしに帰るなり運動しに行くなりきちんと自分の時間を確保できているからで、ある意味最高に効率が良くて1日にマルチタスクで何個も業務ややることを抱えちゃう日本や韓国の人は1日でできること、やらなくてはいけないことが不必要に多すぎる上、労働時間まで長いから1日の密度が濃すぎて日が長く感じるんだと思います。

 

ROI対比の結果でみると少ない時間で価値をあげてるアメリカ人の方が効率的、ということになるのですけど、僕は逆に日本人とか韓国人のペースで仕事すると遅くとも午後一番にはその日やること終わっちゃってやることなくなるから、業務時間埋めるために余計なミーティング入れたり余計な資料書いたりして、結果自ら労働時間のばして効率を悪くしてるんじゃないかと思います。

 

きっと日本人、韓国人の1日はアメリカ人の2日分くらいだと思うけど*5、仕事終わったらとっとと帰ってもいいよっていう風にしたら多分この数字逆転すると思う。

 

もちろんアーリーリタイア狙って狂ったように仕事する優秀なアメリカ人もいるから業界とか別で切ると一概に言えないけど一般論的な印象ね。

  

当初アメリカにいる友人知人に口を揃えて言われてた、何かあったら時間とお金がもったいないから早々に諦めて次に行ったほうが早いよ、という言葉の意味を経験を通じて真に理解し始めてからおちついてきた感があります。

 

法治国家なのに論理が通用しない*6という矛盾をいくつも目の当たりにして、優秀な弁護士にかかれば死人でも生き返らせる事ができる、というアメリカンジョークが笑えない毎日で、渡米当初はほんとにアメリカが嫌いになりかけていました。

  

遠慮?美徳?なにそれ、おいしいの?
空気読むの?そうなの、それなんて文字?
ふーん、でも私の責任じゃないから明日来て!
(いや、それあなたが自分で受け付けて担当になったんだからあなたの責任でしょw)

 

こんな終業ギリギリに書類渡されて確認しろっていわれても困る!

残念だけど今日はもう無理だね

(いや、17時まであと30分残ってるんですけど・・・しかもそれ3日前にメールしたやつだし!)

 

 

僕が経験してきた範囲だと、仕事は一事が万事こんな調子でバンクオブあ銀行など最大手のくせに電話で何かを問い合わせるだけなのにたらい回しにされて1時間は平気でかかった上に、通訳つけれるから言語の問題じゃなくて企業姿勢とかインフラの問題なんだけど部署間の連携が皆無だから情報の引き継ぎしないし電話口が変わるたびに初めからまた説明し直さないといけないとか、挙げ句の果てにはわからんと思ったら勝手に切られちゃって初めからまた掛け直して繋がるまでやり直しの無限ループとか、車の事故起こされて保険会社と直接やりとりしてるのにのらりくらりと伸ばされて案件が完了するのに1年かかるとかその他もろもろもうめちゃめちゃ。だから弁護士が儲かるんだね

 

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そんなざっくりとしたアメリカですが、よく言えばこういうおおらかさ(適当)を前提にしても余りあるくらいの大きな気づきと、社会が甘くない分、人間的な成長を嫌でも実感させられる困難で多様なフィールドがある所はチャレンジのしがいがあり好きなところです。望むと望まざると、当社比134.8%くらいで急激に大人になります。

 

逆に捉えれば、責任取らない代わりにあんまり人のことも気にしないので息苦しかったソーシャルプレッシャーは本当に皆無だし、とても自由。 もう一回逆に捉えると決まってることは絶対で融通効かないんだけどね。例えば警察とか役所とか違反とか

 

トラブルさえ起きなければ、ほとんどの人はフレンドリーですしね。

 

僕は来米して初めの頃になぜかトラブルが一気に舞い込んできてとても大変だったのですが、元来は弁護士を立てる*7案件でも、まずは自分で体当たりしてみようと思い全て自己対応してきました。

 

言語や常識が同じところでもトラブルの対応というものはストレスが溜まるものですけど、それを足りない英語力で社会構造や常識を理解していないのに一から手探りでことを解決しようとすると、仕事しない担当の態度と合わさって本当に波平に無常の親和性を感じれるところくらいまで髪の毛がバッサバサ抜けていきます。

 

抜け毛を予防!薄毛を改善!

 

しかしそのおかげで1年目には一人で裁判をするところまで持って行き、アメリカの行政や社会の動きが身を持って理解できましたし、理不尽なことは諦めないでいちいち食い下がってたら英語も急激に伸びて、こうなったらどうしようとか、こう言ったらどうなるかなとか、心が弱いところからくる自己防衛的な思考はここでは百害あって一利なしであるということがわかり、今では余裕を持って物事に対処できるとこまで来ることができました。

 

だからもしかしたら日本の人と話するときに以前より口調が強くなってることがあるかもだけど、よりサバイバルな環境に適応した結果で他意はないからね。ってお前帰国子女かよみたいなセリフを自分がいうことになろうとは思ったことなかった。。

 

多分僕を含めてほとんどの人が持っている/た、アメリカのイメージって、スーツをパリッときたウォール街のビジネスマンが株でしこたま儲けてオフィスでウィスキー飲んでたりとか、こんな発想この世にあったのかと思うくらいの超合理的なビジネスプランを作ってキレッキレなプレゼンしてたりとか、超能力者かと思うくらい策略家のCIAとかFBIとかが巨悪をがっつり捕まえてたりする場面たちだと思うんですが、一部はあってて一部は間違っています。

 

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というよりほぼ間違っています。

 

イメージで合っているのはビーチのバインバインとハリウッドのクラブだけで、ビジネスシーンなどにおいては実際にそういう人もいるのですが、こういうのはほんとに上位の5%〜10%くらいの人たちで残りのほとんどは普通の人たちです。

 

僕の所感では上位1%のサイフを満たす為に残りの99%の人間が存在してて、その下でさらに富を搔き集める第二群の5〜10%に気付かず搾取されてる44〜34%の中産階級と、彼らをからだ一つの単純労働で支える、または搾取されるその他の50%の底辺で構成されてるんじゃないかと思うほどカースト制度よろしくドギツいエコノミックなヒエラルキーがあります。

 

そしてアメリカ人の思考がすべて合理的かというと、そうでもありません。

(しつこいけどみんなじゃないよ。)

 

合理的というのは、文字通り理にかなう、もしくは最小限の労力で最大限の成果を出すということですが、これは当然のことながらある問題に気づいて修正・提案をした人が合理的なのであって、この合理性を利用して仕事・生活をしている人が問題の構造を理解できていなければ当然なぜそれが起こっているのか逆算して原因を紐解く事ができないため、根本的な質問や突発的な対処に弱く、途端に不合理になります。というより仕事が増えます。

 

反面、決められたことを決められたようにやっていれば誰からも干渉されずとても働きやすく、仕事が終われば何しててもあまり怒られない、というより気にされないのでそいうところはストレスフリーです。

 

旅行などで表面的に外から見てたアメリカと、中から見るアメリカは全く違う国で、個人の心持ちひとつでいくらでも頑張れるし、いくらでも落ちていけちゃうということをここに来てから実感しました。

 

駐在で来るか、事前に十分な資金を持って来れる人ならしなくてもいい苦労だと思うのですが、僕の場合は渡米が決まった当初、某IT企業のアメリカ支社を立ち上げて経営するというプロジェクトを取って来たのに現地に着いてから、給与はやっぱり円でいいかとか*8、やっぱり他の国の支社を先に見てくれないかだとか、なんで日本にいるときに言わなかったんだよ?というような後出しジャンケンで条件をコロコロ変えられて困ってしまい証拠揃えて*9弁護士と訴訟寸前まで行ったのですが、信頼できない人間と仕事をするよりはいいやと思い、図らずも当初の予定と違ったスタートを切ることになってボタンの掛け違いを覚悟で一から自分でやることにしてきました。

 

おかげでしなくていい苦労もめちゃめちゃしましたけど、でもその分アメリカという国を伝言やイメージではない自分自身の体験で明暗含め理解できたので、振り返って見れば渡米の目的の一つは大きく達成できているように思えます。

 

【成果コミット型英会話ALUGO】

 

今では元来の気の強さに磨きがかかって、スカウターで覗かれようもんなら爆発させる寸前、もしくは目からビームひり出して人ひとり位はいけちゃうんじゃないかと思うところまで戦闘力が上がって来たと思いますが、図ったかのように、一難去る前にもう一難、毎日がサイヤ人襲来で今日も悟空さ、からだ大丈夫け?チチ心配でお届けしています。

 

なんとかこのまま中産階級のランクに留まってオフィスで自分専用のコーラ飲めるとこまで上がっていきたい今日この頃、若い頃の苦労は買ってでもしろ、と昔からよく言いますが一瞬の判断ミスが例外なくたっかい罰金や相手のさじ加減による無駄な出費に直結しますので、自ら買わずともマンションと合わせて無理やり苦労の35年長期ローン組まされちゃってる感じが切なくて切なくて震えちゃう、そんな世界最強のツンデレ資本主義国家アメリカです。

 

最初の1年半でこれまで生きて来た分と同じくらい怒りまくり、トドメで泥棒にも入られてここまで来るのは相当辛かったのですが、それでも諦めないで一山乗り越えたらだんだんと気が楽になって来て、今はやっとアメリカの良さを見れるようになって来ました。

 

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ブログのテーマは特に決めずに書きたくなったら書きたいものを、そして毎日ハムスターのように目まぐるしく動き続けてますが、頑張って生きてますのでこれを機会に初めての方もリピーターの方も、来週もまた、みてくださいねー。んわくっく

 

それではまた。

 
 
 

*1:当時としてはデザインしっかり入れて相当いけてるホムペ持ってたんだよ続けてればよかたよ

*2:これまでは間違いじゃないけど、最新のトレンドは脱シリコンバレーよー。生活費高いし飽和状態だし、巨大企業が多すぎてちっちゃいとパクられるか買われてイノベーションが起こりづらいという理由から。米国進出コンサルティング絶賛経営中です。

*3:これまで持ってた価値観を諦めたともいうけど、外国だから自分が合わせてみないとね。というところくらいまでは目線が変わった。

*4:もちろん一部ちゃんとやる人もいるけど、しっくりくるのはやっぱりアジア系が多い。だらだらしてるの西海岸だけなのかな?いややっぱりそんなことはない気がする

*5:根拠はないのでOEDCのどっかの資料みてみてください。

*6:ほとんどが開き直るか、自分が不利にならないように警察や判事に嘘をつくから

*7:こちらでは買うといいます。

*8:当初はドル高だった

*9:これ未だ有効

北朝鮮、最後の日

北朝鮮は6次核実験に次いで大陸間弾道ミサイル ファソン14号を発射し、1万キロを悠に超えて南太平洋の海へと落下した。

アメリカ西海岸を射程に入れる事に成功したこのICBMによって、世界中の疑問と論争を巻き起こしていた大気圏再侵入の技術を金正恩が手に入れた事実を高らかに世界へと見せつけられ、アメリカの怒りを伴う警戒心と失望感はレッドラインを超えた。

北朝鮮の核による脅威はもはや机上の空論を超え現実のものとなり、世論は対話を中断し軍事オプションの行使を検討することを政権に求め始める。

 

トランプは秘密裏に国家安全保障会議NSC)を招集し、北朝鮮に対する空襲を決定。そして具体的なタイミングを図る検討へと入った......

 

 

作戦計画8010

 

 作戦計画8010-08(OPLAN8010)とは、オバマ政権がスタートした2009年1月、大量破壊兵器を保有する潜在的敵性国からの脅威を取り除くため、米戦略軍司令部によって考案/作成された計画である。

 

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目標の核や化学兵器などに対し、アメリカが保有する核および在来兵器で打撃するという内容で構成されており、具体的に北朝鮮、ロシア、中国、イラン、シリアに対する脅威からの米本土・同盟国防衛を目的に構成されている。

 

そのほとんどが未だベールに包まれているため全容の把握が難しいが、一部リークされた内容を紐解いていくと、作戦計画8010-08の断片図が浮かび上がってくる。

 

計画には大陸間弾道ミサイル(ICBM)・ 潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)・  戦略爆撃機による爆弾投下および、精密誘導弾(JDAM)などを利用した敵性国の軍事、大量破壊兵器施設、軍および国家指導者、戦争支援インフラの破壊などが定義されている。

 

具体的に

 

1)B1-B、B-2ステルス爆撃機とB-52戦略爆撃機

2)攻撃原子力潜水艦

3)F-22およびF-35ステルス戦闘機などが空襲を担当するが

 

軍および国家指導者の排除という項目に注目してみるとすなわち、作戦計画上の打撃対象国家によって大量破壊兵器を使用する兆候が緊迫した場合、破壊のみならずこれに習って政権の交代も積極的に推進するという意味に読み解くことが出来る。

 

 そして

 

X-DAY

 

某日日没、戦略爆撃機が駐屯するバークスデール、マイノット、ホワイトマン空軍基地は普段の緊張感にましてピリッとした空気が流れていた。

 

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訓練で利用していた模擬弾に代わり、約20トンに登る実弾をフル装備したB-52、そしてB-2、B1-Bの爆音が日没の夕焼けを切り裂き次々と離陸していく。

 

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前日の雨の影響か、比較的視界が良好な太平洋上空でKC-10から幾度か空中給油を受けた彼らは、爆撃機の進路を北朝鮮へと向けはじめた。

 

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飛行位置を見極めるとワシントン・ホワイトハウスに座するトランプ大統領は、参謀が見守る中、核の発射装置が収められたカバン「フットボール」を開け核攻撃の命令を下す。

 

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マティス国防長官の確認を受けた米国防総省傘下の指揮センターと、レイブン・ロック指揮センター、およびE-4ナイトウォッチが核攻撃の命令を受け、北朝鮮に向けて飛行中のB-52に核ミサイル発射命令であるEAM、すなわち緊急行動指令を発信する。

 

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爆撃機の乗務員たちはEAMを接収した直後、決められたルートにしたがって命令を再確認し装着された核ミサイルの最終点検に入った。

 

核予防打撃

 

B-52とB-2が極東付近に近づいた頃、嘉手納基地で待機していたF-15が離陸し上空で護衛飛行を開始した。

 

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爆撃機が韓国と北朝鮮の軍事境界線を越えて国際空域に侵入する直前、東側海域水中で待機していた米海軍オハイオ級誘導ミサイル原子力潜水艦からトマホーク巡航ミサイル、SLBMが大量に発射された。

 

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太平洋に配置されているオハイオ級戦略核潜水艦は韓半島にとって特別な意味をもつ、と米太平洋司令官に言わしめるほど戦術的価値が大きい。

 

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当初ロシアと中国をターゲットとして配置されたこの潜水艦は、D5システム*1を搭載しSLBMの信頼性をあげている。

 

発射されたミサイルは、事前に入力されたデータに従って北朝鮮の防空レーダーと地対空ミサイル発射基地に向け飛行していく。

 

海軍のピンポイント爆撃バックアップにより無事に目的地の北朝鮮東側上空へ到着したB-52は、爆弾倉を開け、AGM-86Bを投下する。

 

AGM-86Bは空中発射型の巡航ミサイルで、米軍が保有する巡航ミサイルの中では唯一核弾頭を装着できるが、装着された戦術核弾頭W80は、5キロトンから150キロトンまで破壊力を調整することができる。

 

仮に最大の150キロトンに調整した場合、大戦中に広島へ落とされた原子爆弾リトルボーイの10倍以上の破壊力を発揮する。

 

先に発射されたトマホーク巡航ミサイルの攻撃によって網の目のように細かい北朝鮮の防空網は正確さを失い、対空砲火を避けるように核を搭載したAGM-86B巡航ミサイルは北朝鮮の山脈や渓谷に沿って低空飛行を続け着実にターゲットへと接近する。

 

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衝撃と恐怖 

 

地形参照航法装置とGPSによって目標上空に至ったAGM-86B巡航ミサイルは、自動でエンジンを消し小型のパラシュートを開くと重力にしたがってターゲットに向け落下していく。

 
そして間も無く、平壌の北部に位置していた弾道ミサイル基地と、大量破壊兵器貯蔵施設は巨大な爆発音と共にこの世の全ての形状を否定するキノコ雲に覆われていった。
 

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同時刻平壌上空では、グアムのアンダーセン空軍基地から出撃したB1-Bランサーから発射された射程1000キロのJASSM-ER巡航ミサイルと、B-2爆撃機による絨毯爆撃が開始されていた。
 

1990年代末には、B-2離陸後北の目標物打撃まで25時間を要していたが、3回にわたるハードウェア/ソフトウェアのアップデートを経て作戦時間は50%短縮し、さらに最新のアップデートでは8時間以内へと短縮されている。

 

B-2は金正恩の隠れ家と見られる複数のポイントへ一発あたり14トンに達するGBU-57バンカーバスターを投下。
 

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GBU-57バンカーバスターはその大きさと重量で、現存する在来型バンカーバスターの中では火力170キロトンと最も強力で、地下60メートル以上のコンクリート防壁を突き破り無力化することができる。
 
 
JASSM-ER巡航ミサイルによって平壌市内の党・政・軍の施設は壊滅的に破壊され尽くし、平壌の夜景はイラク戦争で多国籍軍の爆撃にさらされたバグダットのように瓦礫の山へと変貌を遂げていた。*2
 

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同胞および同盟国へ
 
作戦開始前にトランプからのホットラインを通じこの事実をブリーフィングされた韓国の文政権は衝撃を受けるが、北朝鮮の全面反撃に備え最高非常事態態勢「珍道犬1」、最高防御態勢警報「デフコン1」を同時に宣言し、軍は戦闘準備に入る。
 

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電光石火で空襲が行われた2時間後、アメリカの主要マスコミはアメリカの北朝鮮爆撃の事実を速報で報じ始め、トランプ大統領の特別談話が発表される。
 
「親愛なるアメリカ国民のみなさん」から始まる談話は米軍によって北朝鮮への急襲が進行され、今回の空襲によって北朝鮮の弾道ミサイルと核を含む大量破壊兵器の施設および北朝鮮の指導部が無力化されたことを発表する。
 

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また北朝鮮に対する地上軍の投入はいまのところ考えておらず、もし北朝鮮がアメリカとその同盟国に反撃する場合さらに強力な空襲を行うと厳格に宣告する。
 
談話の終了後に、マスコミは米海軍の航空空母数隻がすでに韓半島へ向け出航を完了しており、核を搭載したノースカロライナのセイムア・ジョーンズ4飛行戦隊をはじめとする米本土の空軍所属戦闘機が、韓国および日本に向けて飛び立っていると続報を入れ続けた。
 

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・・・その頃、急襲で隙を突かれた北朝鮮は有事の際自身の生死を問わず反撃しろという金正恩の命令に従って潜水艦・地下要塞に収納して爆撃を免れた核・生物兵器を搭載したミサイルのスイッチをアメリカ西海岸・中部、グアム、ハワイ、韓国、日本、中国へ向け同時多発的に押す準備を整えていた。
 
有史以来繁栄を続けてきた世界の終わりが、はっきりとした足音を立てて近づこうとしていた。
 
 

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今回のシナリオはフィクションですが、トランプの嵐の前の静けさ発言などが真意を持った瞬間、現実に起こりうる事態を想定して書いてみました。
 
戦争は良いこと全くないので、...というより核戦争になったらほとんどの人が生きていられないので、どうにか対話で終わって欲しいものですね。
 
戦争反対。
 
 
 

【成果コミット型英会話ALUGO】

 

 
 

 

*1:D5は低高度で飛行し、12〜3分で北朝鮮の目標物を打撃できる一番早い戦術核兵器である。

*2:北朝鮮の国民は何の罪もないのに、究極的に利己主義な独裁者のせいでたくさんの人がなくなっていく。金正恩絶対ベットの上では死ねないな

北朝鮮とアメリカの軍事オプションについての考察

トランプ大統領が金委員長と史上初の米朝首脳会談を開催するという発表を受けて、シンガポール政府は6月4日、6・12朝米首脳会談に向けてシャングリラホテルの周辺を「特別行事地域」に指定した。同ホテルが北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とドナルド・トランプ米大統領の会談場所になる可能性が高いものとみられる。
現在会談に向けて米朝の実務陣がシンガポール、韓国、アメリカにおいて慌ただしく最終の詰めの協議を行なっているが、トランプ自身は会談の成果について「良いことが起こるかもしれないし、多くの時間を無駄にするだけかもしれない」と慎重な姿勢を示した。

 

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シリーズはこちらからご覧いただけます。

北朝鮮の核クライシスについての考察 - Life in Los Angeles.

北朝鮮、最後の日。 - Life in Los Angeles.

 

 

さて、今回はあまり想像したくはないのですが、交渉が決裂して実際にアメリカと北朝鮮の間で戦争が勃発した場合どの程度の戦力差があり、どのように戦闘が遂行されていくのか先の湾岸戦争で主敵であったイラクのケースと比較し、米軍が先制攻撃をした前提で考察をまとめてみましたので始めていこうと思います。

 

① 在来戦力

 

1990年に湾岸戦争が勃発した当時のイラク軍は、豊富なオイルマネーによって現在の北朝鮮より有利な旧ソ連および中国製兵器で武装されており、80年代をほぼイラン-イラク戦争に費やしたことから相応の実戦経験を有していました。

 

にも関わらず、アメリカによる空襲が始まるやいなや100時間という比較的短い時間でブッシュ元大統領に勝利宣言を出されてしまうほど、米空軍との戦力差に圧倒されてしまいます。

 

当時のイラク軍に比べても北朝鮮軍の在来戦力は劣勢である反面、米軍の爆撃・補給能力は当時よりも格段に上がっており、アメリカが軍事オプションの行使を決意して持てる軍事力の全てを投入すれば数日のうちに北朝鮮へ壊滅的な打撃を与えることは想像に難しくありません。

 

② 不確定な核戦力

 

イラクとは違い、北朝鮮には核戦力がある為にアメリカへ対する抑止になっているという説もありますが、これは半分当たっていて半分外れている部分があります。

 

アメリカによる先制攻撃を受けた際、はじめに反撃する体制を1次核報復能力とした場合、続けて報復する能力を2次核報復能力とします。

 

この能力を備えるためには、

 

1)核兵器の発射を保証する領土

2)反撃に十分な核弾頭数*1

3)そして一番重要なSLBMやICBMのような核運搬手段*2

 

の確保が必要です。

 

上記の観点から、アメリカに対して2次核報復を遂行できる国は現在ロシアに限られており、運が良ければ中国もギリギリこの中に含まれてくるかもしれないというレベルです。

 

北朝鮮においてはSLBM・ICBMに小型化された核を搭載したかまだ定かでないことと、米軍による先制攻撃後、核施設の崩壊によってカウンターで反撃する1次報復が遂行できるか不明瞭な部分があります。*3

 

上記を前提とした場合、もし北朝鮮による確実な核の抑止があるとするなら、窮鼠猫を嚙む精神で、潜水艦から発射されるSLBMやICBM発射、はたまたは戦略爆撃機に核弾頭を搭載してアメリカへ先制攻撃をすることですが、

 

・核によって米国との平和協定を対等な立場で結び

・金正恩体制の保証

 

を国是としている北朝鮮にとって、このオプションはいまいち現実味が薄いでしょう。

 

もしまかり間違って、俺も死ぬけど、お前も道連れだと考えた金正恩による自殺覚悟の攻撃があればこの限りではありませんが、その時は米露中北による核ドミノで第3次世界大戦というより、第1次核戦争で人類の大半は消滅していることでしょう。

 

韓米連合軍および国連軍の参戦によって、北朝鮮の核施設および潜在的核運搬手段は、アメリカ・韓国の爆撃および特殊部隊の破壊工作で開戦初期にほぼ壊滅させられていると予想できます。

 

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③ 3面を海に囲まれた地政学的な要件

 

 湾岸戦争時、アメリカはペルシャ湾からしか空母や潜水艦を通じた攻撃を仕掛けることができませんでした。

 

しかし、北朝鮮へは周囲を包む3面の海を通じて、空母や潜水艦などが平壌の鼻の先まで展開可能であり、在韓・在日・在グアム・本土の米軍基地からの空軍力を含めた立体的な戦術が展開可能です。

 

韓米海軍は済州島・釜山に駐屯している海軍基地を通じ東西へ同時に海軍の展開が可能である反面、北朝鮮は海上封鎖によって海軍戦力も分散してしまうことで状況がより一層不利になっていきます。

 

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金正恩は東西からトマホークミサイルを打ち込まれ、南から空軍力が展開されると、身動きが取れなくなるというわけです。

 

④ 韓国軍の存在

 

前回のコラムでもお伝えした通り、韓国軍は世界でもトップクラスの屈強な戦力を有しています。

 

湾岸戦争では周辺国がイラク憎しで道を開け協力する程度で、西側諸国の兵力参戦数はそこまで大きいものではありませんでした。*4

 

しかし、アメリカが北朝鮮に空襲を強行し全面戦に移行した場合は、当然北朝鮮と対峙する韓国軍も余力を残さず北朝鮮への攻撃に加わることになります。*5

 

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そうなれば、アメリカ一国でも対処が難しい北朝鮮にとって自分の首を取りに来る韓国軍の参戦が泣きっ面に蜂となるのはいうまでもありません。

 

⑤ 中国の参戦可能性が低い

 

中国は、北の挑発による報復に関しては中朝友好協力相互防衛条約は適用されないと明言しています。

 

金日成、金正日の頃には蜜月だった以前と違い、3代目として実績の何もない金正恩が恐怖政治で権力基盤を盤石にするため、親中派閥の親玉だった叔父の張成沢を粛清した頃から中国との関係は冷え切ってしまいました。

 

北朝鮮はアメリカに対する自身の立場を代わりに述べてくれる*6のみならず、世界屈指の軍事同盟である韓米同盟からの緩衝地帯として大事な存在ですが、金正恩に対する影響力はほぼ皆無と言っていいほどコントロールがきかないところまで来ており、習近平も板挟みで頭が痛いところでしょう。

 

特に最近の中国は経済状況も沈滞気味で、足元のおぼつかない中で外部の不安要素を背負い込む理由が見当たらず、先のイラク戦争で見せつけられたアメリカの圧倒的な威力が未だ肌感で有効なことも手伝ってか、今全面戦争を起こせば中国の莫大な被害は免れないと明確に認識をしています。

 

上記の理由から戦略的に重要なパートナーとはいえ、国際社会から孤立し、いつまで持つかわからない北朝鮮のために中国が多くのものを失いながら全面的にアメリカと衝突する可能性は薄いのではないか、というのが内外の論でしょう。

 

⑥ 最悪な補給状態

 

イラクは豊富なオイルマネーのおかげで、米軍の攻勢をしのげる経済的余裕がありましたし、後々アメリカを苦しめることになる反政府勢力ゲリラの資金源もブラックマーケットで取引されたオイルでした。

 

しかし北朝鮮は、中国からの援助を除けば自力で経済が立ちゆくか不安な状況です。

 

物資*7や資金に乏しいために開戦後、戦闘が長期化すれば太平洋戦争時の日本と同じく自滅への道を歩んでいくことになるのは火を見るよりも明らかです。

 

事実北朝鮮による全面戦争のシナリオには、3日の短期決戦で希望的観測もここまでいくと映画撮れそう米軍、韓国軍を掃討して7日のうちにソウルを占領するとあります。

 

損得勘定で考えれば戦争することに全くメリットはありませんが、これまでニクソンやカーター、クリントンやオバマと数々のチキンゲームでアメリカに勝ってきた北朝鮮だけに、相変わらず不倶戴天で強気を崩していません。

 

もし一つ誤算があるとすれば、これまでは比較的まともな政治家を相手にしてきたからこそ成立したゲームだったはずが、今回の相手は何をするかわからないトランプだということです。

 

どちらにしても世界最強のアメリカと、巨大な軍事国家である北朝鮮が開戦すれば米朝のみならず、関係各国が全て無傷ではいられない悲惨な戦争となることは必須ですので精神状態がけっして大人であるとはいえない金にもトランプにも、できる限り衝突を避けて対話で解決することを促したいと思うばかりです。

 

世界平和を守れるか否かのカウントダウンが今始まるかもしれませんので、間違ってスイッチを押さないように気をつけたいところです。

 

スマホでできる2ヶ月間の短期集中トレーニング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:現在小型化成功し、60基程度と推定

*2:ほぼ完成に近づいており、性能は高い

*3:北朝鮮は国土が高度に地下要塞化しており、もしかしたら相当な確率で反撃ができる可能性を残している

*4:大義も証拠もなかった為に正規参戦促せず、有志連合という形で募集した

*5:左派政権の文大統領は戦争しないと明言しているが全面戦になれば当然自動介入

*6:十分すぎておまけがつくくらいに反米キャンペーン張ってくれる

*7:実は北朝鮮は世界でも稀に見る地下資源大国なのだが、開発資金がないため利用ができていない

 
清らかに穢す羊の美しさ
 
魂の誓を月に載せ今宵も呻く

 

僕を連れて行っておくれ

 

君の白い毛皮に包んだあの斎へ

 

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